テストの点数から成績の順位を表示するエクセル関数の使い方

テストの点数から成績の順位を求める方法

点数から成績の順位を表示するエクセル関数

エクセルの成績処理で、テストの点数からクラスの中での順位を計算する方法を解説します。
エクセルではRANK(ランク)関数を使えば、任意の数値の集合の中での順番を算出できます。

 

【点数からクラス内の順位を計算した例】

テスト1〜テスト3の合計を「合計点」に表示(SUM関数を使用)
「合計点」の高い順に順位を算出(RANK関数を使用)

 

順位を計算するエクセルRANK関数の使い方

RANK関数には、RANK.AVG関数とRANK.EQ関数があります。
詳細は下記の「RANK.AVG関数とRANK.EQ関数の違い」をご確認ください。

 

ここではRANK.EQ関数で説明を進めます。

数値の順位を計算したいときはRANK関数を使用します(下記例)。

 

RANK.EQ関数の書き方と使用例

目的 ある数値が指定された数値範囲の中で何番目かを算出
書き方 =RANK.EQ(数値,数値範囲)
使用例 =RANK.EQ(E2,E$2:E$16)
使用例の意味 E2セルの値が、E2セルからE16セルの間で何番目かを算出
補足 数値範囲を「E2」ではなく「E$2」としているのは計算式を下にコピーしやすくするためです

 

RANK.AVG関数とRANK.EQ関数の違い

RANK.AVG関数とRANK.EQ関数では同順位の扱いが違います。

  • RANK.AVG関数…複数の値が同じ場合は、順位の平均を算出する
  • RANK.EQ関数…複数の値が同じ場合は、最も高い順位を算出する

算出結果で見ると下記のようになります。

 

RANK.AVG関数だと順位の平均4.5「(4+5)÷2」となり

 

RANK.EQ関数だと高いほうの順位4「4、5」となる

 

RANK.AVG関数の使い方は、上記のRANK.EQ関数の使い方と同じです。
同順位があった場合の算出方法が異なるだけです。