動静表をスプレッドシートで作成するときのヒント

動静表をスプレッドシートで作成するときのヒント

スプレッドシートでの動静表つくりに役立つテクニック

スプレッドシートで下記のような動静表を作成するときに使えるテクニックを紹介します。

【動静表サンプル】

  • 1日ごとに出勤予定をプルダウンで入力
  • 1日ごとに出勤状況を集計

 

日付形式の設定

日付形式を変更することで曜日を表示することができます。

上部メニューの「表示形式」→「数字」→「カスタム日時」をクリック。

 

「カスタムの日付と時刻の形式」で、「日」を選択してから、「曜日の省略形」を選びます。

 

  • 以上の設定で日付に応じた曜日を表示することができます。

 

データ入力規則の設定

入力をプルダウンリストから選択できるようにするには入力規則を設定します。

設定する範囲を選択。

 

上部メニューの「データ」→「データの入力規則」を選択し、表示されたデータの入力規則画面で「ルールを追加」をクリック。表示された設定画面ででプルダウンに表示する項目を指定します。

 

入力カウント時の注意事項

動静表に設定した記号を下記のようにCOUNTIF関数を使用して集計するときに気をつけるべきことがひとつあります。

  • COUNTIF(範囲,条件)…範囲の中にある条件に合致する数を表示
  • 上の例ではC列にある「○」の数を表示

 

漢数字の「〇」と記号の「○」は別の値として集計される

パソコン上で表示される「まる」には、漢数字の「〇」と記号の「○」があります。

キーボードから入力するときに「まる」と入力して変換すると、漢数字の「〇」と記号の「○」があります。

 

それぞれ別の文字として認識されるので、COUNTIFの「条件」に漢数字の「〇」を指定すれば、記号の「○」はカウントされません(逆の場合も同じ)。

 

このため「まる」が10個ついているのに、COUNTIFで集計した数値が10にならない(9や8となる)ということが起こります。

 

こうしたことを避けるために【データ入力規則の設定】で、どちらか一方しか入力できない(例、漢数字の「〇」しか入力できない)ようにしておくことが必要です。

◎、●、△ではこうした「見た目で判別がつかないものが2種類ある」ということはありません。

 

スプレッドシートの共有方法

スプレッドシートで作成した動静表を共有して各自が入力できるようにするには、右上にある共有ボタンをクリックして、共有するアカウントを入力します。

 

先生のためのスプレッドシートの解説本

学校で先生方がGoogleスプレッドシートを使う際に必要な機能に絞った解説書です。

  • 1章 基礎知識
  • 2章 基本操作
  • 3章 便利な機能
  • 4章 計算式・関数
  • 5章 成績処理
  • 6章 独自関数
  • 7章 活用事例

明日から使えるように活用事例を豊富に掲載しています。