
「1」を入力し、オートフィル機能で「2,3,4…」とするには、「1」と入力したセルの右下にカーソルを合わせて「+」マークが表示されたら、Ctrlキーを押しながら「+」マークをドラッグ。
下方向にドラッグすれば下に、右にドラッグすれば右に、オートフィル機能で「1,2,3,…」と連番入力されます。
Ctrlキーを押さずにドラッグすると、オートフィル機能が働かず連番になりません。
「1」「2」と入力してからドラッグした場合はCtrlキーを押してなくてもオートフィル機能が働き、「1,2,3…」と連番になります。
オートフィル機能とは、連続した数字や文字を自動的に入力してくれる機能のことです。「1月」「2月」と入力してオートフィル機能を使えば、「3月」「4月」…と表示され、「12月」の次は「1月」に戻ります。
なお、「1」「3」と入力してからドラッグすると、「1,3,5…」の連番になります。
「1」「2」と入力してからドラッグしたのに「1,2,3…」と連番にらず、「1,2,1,2…」となる原因は「1」「2」を全角で入力しているためです。
使用しているフォントの種類によっては全角数字と半角数字の判別がつきにくいものがあります。オートフィルで連番にしたい場合は半角数字になっているかを確認してみて下さい。
GoogleスプレッドシートではSEQUENCE関数を使って連番を作成することができます。
この関数を使うことでオートフィル機能が使えなくても代替可能です。
=SEQUENCE (行数,列数,開始値,増分量)
【SEQUENCE関数の使用例】
増分量をマイナスとすることで数値を減らしていく連番(例:10,9,8…)を作成できます。
SEQUENCE関数は先頭のセルにのみ設定すれば、ほかのセルにも数値が表示されます。
ROW関数を使うことでも連番を作成することができます。
=ROW (セル参照)
【ROW関数の使用例】
ROW関数はSEQUENCE関数とは異なり、すべてのセルに数式を設定する必要があります。
SEQUENCE関数やROW関数を使って連番を作成すると、連番途中に新しい行を追加した場合も、追加した行にあわせて自動的に連番が再設定されます。
反対にオートフィルで連番を設定した場合は、連番の途中に行を追加すると、そこが空白となり、連番を手動で再設定する必要があります。このため、あとで追加・編集がある場合はオートフィル機能よりも関数で作成しておくことをオススメします。
学校で先生方がGoogleスプレッドシートを使う際に必要な機能に絞った解説書です。
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