点数をもとに3段階の評価をつける方法(エクセル成績処理)

点数をもとに3段階の評価をつける方法

成績処理で点数を評価に換算する方法

エクセルの成績処理で、点数をもとに評価をA,B,Cの3段階などに換算する方法を解説します。総合点が何点以上はA、何点から何点ならB…のように自動的に割り振ります。

【サンプル】合計点をもとにA,B,Cの3段階評価に変換

 

テスト1〜3と提出物に点数を入力すると、合計点が自動的に計算され、その合計点をもとに360点以上はA、359点〜320点はB、320点未満はCと評価を自動計算します。

 

IF関数を使用して点数をもとに評価を計算する

点数から評価を自動的に算出するにはIF関数を使用します(下記例)。

 

IF関数の書き方と使用例

目的 条件によりセルに表示する値を変える
書き方 =IF(条件,処理1,処理2)
(補足)書き方 「処理1」は条件と一致したときの処理、「処理2」は条件と不一致のときの処理
使用例 =IF(F2>=360,"A",IF(F2>=320,"B","C"))
使用例の意味 F2セルが360以上ならA、320以上ならB、いずれでもなければCと表示

 

使用例は、入れ子構造になっているのでややこしく感じるかもしれませんが、
「処理1」=「"A"」、「処理2」=「IF(F2>=320,"B","C")」です。

 

「処理2」では評価が「A」に該当しない場合に、「B」に該当するか「C」に該当するかを判断していることになります。「処理2」の中身を分解するとこちら。

 

5段階評価もできます

入れ子構造をさらに重ねることもできるので、3段階評価ではなく5段階評価も可能です。

 

5段階評価にした例


見た目がややこしいですが、入力している内容はシンプルです。

 

エクセルで成績処理をする際に使い勝手の良い関数なので、ぜひ活用してみてください。