先生向けにFigJam(フィグジャム)の基本的な使い方を解説しています。
とりあえず、コレだけ知っておけば授業で使えるという機能を中心に紹介します。
教師が作成したFigJamのボードを児童・生徒と共有するには画面右上にある「共有」ボタンをクリックします。
「共有」ボタンをクリックすると画面が表示されるので、この画面で【リンクをコピー】するか【共有する児童・生徒のメールアドレスを入力】してボードを共有します。
【リンクをコピー】した場合は、コピーしたリンク(URL)を児童・生徒に配付します。児童・生徒はそのURLをクリックすることでFigJamボードが表示されます。
なお、共有の方法は「閲覧のみ」と「編集可」が選べます。また、Googleクラスルームから共有させたい場合は、下に表示される「Google Classroomに共有」を使用することもできます。
FigJamに画像(イラストや写真)を挿入するには、画面下に表示されているツールバーの右端「+」をクリックして、表示された画面の上メニュー右端にある「その他」を選択。
表示されたメニューの中から「メディア」を選択すると、ファイルを選択する画面が表示されるので、ここでFigJamに挿入したい画像ファイルを選びます。
FigJamボードに画像ファイルをドラッグ&ドロップしても画像を挿入することができます。
挿入した画像(イラストや写真)を児童・生徒が移動できないようにするにはロックしておく必要があります。初期状態のままだと児童・生徒が誤操作で動かしてしまうことがあります。
ロックをするには、ロックしたい画像を右クリックして表示されたメニューから「ロック」を選択。
解除するには、同様に右クリックから「ロック解除」を選びます。
JamboardからFigJamに移行したときに最初にとまどうのがページの追加方法ですが、FigJamにはページという考え方がありません。
無限に拡がる(とてつもなく大きい)1ページでできているのがFigJamです。
このことは左側に表示されている「+」「−」ボタンでズームを変えていくと実感できます。
「−」をクリックしたので、ズームアウトされ中央の日本地図が小さくなった
Figjamで班ごとにページをわけるようなことをしたいときにはセクションを使います。
FigJamでページをわけるようなことをしたいときはセクションを使用します。
セクションはツールバーをクリックすることで任意の場所に設置することができます。
セクション単位で非表示にする(目隠しする)こともできるので、授業が進んでから児童・生徒に見せたい部分はセクションで区切り、非表示にしておくことができます。
FigJamで文字を縦書きにする方法は3つあります。
【1】と【2】はカンタンですが文字と文字のあいだにスペースが出来てしまいます。これを避けるには【3】の方法しかありません。
FigJamは同時に250人まで使用(編集)することができ、編集不可の閲覧のみであれば500人まで同時にアクセスすることができます。
FigJamは無限に拡がるキャンバスの中に付せんなどのコンテンツを貼り付けていくしくみになているので、児童・生徒が同じFigJamの中でアチコチ動いてしまい、迷子になってしまうことがあります。
そうしたときに使うのがスポットライト機能です。
画面右上にある自分(教師)のアイコンから「自分にスポットライトを当てる」をクリックすると、自分(教師)と同じ画面を、児童・生徒の画面にも表示させることができます。
投票機能を使うには右上のボタンから「新しい投票」をクリックして、各種設定(一人何票にするかなど)を行うことができます。
FigJamではファイル名の横にある「V」から「バージョン履歴を表示」をクリックすることで、変更履歴を表示し、前のバージョンに戻すことができます。
1.複数の付せんを選択 | Shiftキーを押しながら、非表示にしたい複数の付せんをクリックして選択 |
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2.プロパティメニューを開く | 選択した付せんのいずれかを右クリックして、プロパティメニューを開く |
3.表示/非表示を切り替え | プロパティメニュー内のオプションから、名前の表示/非表示を切り替える設定を選択 |
フィグジャムではカメラ機能を使って写真を撮り、その画像を画面にスグに取り込むことができます。
写真を撮るには、画面下のツールバー右端「+」をクリックして、表示された画面の上メニュー「すべて」を選択。画面を下にスクロールすると「アイスブレーカー」というものが見えてくるので、この中にあるポラロイドカメラのような画像をクリックします。
これで準備完了。
追加されたカメラの画像の左上にある赤い丸がシャッターボタンです。
ココを押すとカウントダウン「3,2,1」があり、カメラで撮影されます。
撮影された写真はポラロイドカメラのように出てきて、FigJamボード上で動かすことができます。
ここでは授業でFigjam(フィグジャム)を使っているときに起きがちなトラブルとその対応策を掲載しておきます。
児童・生徒から文字が打てない(入力できない)と言われたときは次のことを確認してください。
クラスに共有しているボードの権限を見直してください。
共有の方法には「閲覧のみ」と「編集可」が選べるようになっています。
「閲覧のみ」では文字入力ができないので、共有方法を「編集可」にする必要があります。
アクセス権の付与を見直してください。
文字が入力できない児童・生徒にアクセス権が付与されていな可能性があります。
学校で使用しているフィグジャムが表示できないときは次のことを確認してください。
学校のネットワークがセキュリティ上などの理由で制限をかけていることが考えられます。
この場合は、管理者にフィグジャムへのアクセスを許可してもらう必要があります。
ネットワークやブラウザの問題が考えられます。
まずは、フィグジャム以外のサイトへアクセスできるかネットワークの動作を確認します。
ネットワークに問題がなかった場合は学校で使用しているブラウザを確認します。古いブラウザを使用している場合、Figjamが表示されないことがあるので、最新のバージョンのブラウザにアップデートする必要があります。
Figjamで共同編集を行っていると「先生、絵がどっか行っちゃった…」ということがよく起こります。先生が予め用意した画像の上に児童・生徒が何かを書き込む活動のときに発生しがちです。
原因は児童・生徒が誤って画像・イラストを動かしてしまったり、消してしまったりしたことによるものです。こうしたことを避けるためには先生は予め用意した画像・イラストに対しロックをかけておくことが必要です。