スプレッドシートで健康観察表をつくるときのヒント

スプレッドシートで健康観察表をつくるときのヒント

スプレッドシートで健康観察を行うときにできること

スプレッドシート健康観察を行うことで、児童・生徒の健康状態を一覧表示することができます。

【健康観察スプレッドシート(サンプル)】

  • 児童・生徒は自分の状態を5段階(5:よい〜1:悪い)で入力
  • Googleフォームから入入力された内容を一覧表形式にする
  • 一覧表では「1:悪い」「2:やや悪い」のところのみ色を変えて表示

5段階で健康状態を入力する方法で説明していますが、体温を入力する場合でもやり方は同じです。

 

条件付き書式で特定の値に色をつける

  • 設定する範囲を選択した後で、メニューから「表示形式」→「条件付き書式」を選択。
  • 表示された条件付き書式設定ウインドウで条件を追加をクリック。
  • 上部でカラースケールを選択し、最小点、中央、最大点でカラーを指定します。

【5段階の値で1と2にのみ色をつける場合】

  • 最小点…最小値を設定、色は赤(何でも可)
  • 中央…値=3を設定、色は白
  • 最大点…最大値を設定、色は白

このように設定することで「1」と「2」にのみ色がつきます。「1」は指定した色で、「2」は「1」で指定した色のうすい(白が混ざった)色となります。

 

「カラースケール」のほかに「単一色」も指定できる


上記では「カラースケール」で設定する方法を説明しましたが、「単一色」を選択して、ひとつひとつ設定することもできます(ひとつひとつの設定なのでカラースケールよりも手間がかかります)。

 

単一色を選んだ場合は、「書式ルール」で「次と等しい」を選び、「1」のように数値を入力してから、色を指定します。この方法であれば「1」は「赤」、「5」は「青」のように色を変えて表示できます。

 

Googleフォームとの紐づけにはvlookupを使用

スプレッドシートで健康観察表をつくるときに検討しなければらなないのは、児童・生徒にどのように入力させるかです。作成した健康観察表(スプレッドシート)を共有する方法もありますが、これだと自分以外のデータも見えてしまいます。

 

入力方法をGoogleフォームからにすれば、ほかの児童・生徒のデータを見られないようできます。
ただし、この場合はスプレッドシートに各自のデータを反映させる必要があります。

Googleフォームで登録されたデータはスプレッドシートに反映されるので、このデータをvlookup関数などを使用することで、健康観察表形式にすることができます。

 

Googleフォーム→健康観察スプレッドシートの連携は下記書籍で解説
先生のためのスプレッドシートの解説本

学校で先生方がGoogleスプレッドシートを使う際に必要な機能に絞った解説書です。

  • 1章 基礎知識
  • 2章 基本操作
  • 3章 便利な機能
  • 4章 計算式・関数
  • 5章 成績処理
  • 6章 独自関数
  • 7章 活用事例

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