
スプレッドシートではFREQUENCY関数を使って下記のような得点分布表を作ることができます。
=FREQUENCY(データ,クラス)
「クラス」というのがわかりにくいのですが、ここに振り分ける基準となる数値を設定します。
上の例ではG2セルに「9」、G3セルに「19」、G4セルに「29」…とG11セルまで設定しています。
ココに設定した値は、この数値「以下」となるデータの数をカウントします。
「9」と設定した場合は、9以下。「19と設定した場合は「10以上19以下」となります。
H列に「0-9」「10-19」「20-29」…のように設定しているのは見た目のため。
FREQUENCY関数の動きには関係ありません。
クラスとして使用したG列を非表示にして、H列を残すと最初に紹介した得点分布表のようになります。
FREQUENCY関数は一番上のセルに設定すれば、その下のセルにも値が表示されます。このとき表示するエリア(上の例だとI3セルなど)にあらかじめ値が入力されているとエラーになります。
FREQUENCY関数がエラーになるというのはこの原因のことが多いです。
ただし、横には表示されないので、横は個別に設定する必要があります。
スプレッドシートではQUARTILE関数を使って下記のような箱ひげ図を作ることもできます。
=QUARTILE(データ,四分位数)
四分位数に設定した値により表示される数値が決まります。
四分位数「0」 | データの最小値 |
---|---|
四分位数「1」 | 第1四分位(25%)の値 |
四分位数「2」 | データの中央値 |
四分位数「3」 | 第3四分位(75%)の値 |
四分位数「4」 | データの最大値 |
箱ひげ図を作るための四分位数表は「データの中央値(QUARTILE関数に設定する四分位数は「2」)」以外のものをそれぞれ設定します。
上記のように四分位数表が準備出来たら、四分位表の範囲を選択して、上部メニューの「挿入」から「グラフ」を選択。
グラフの種類で「箱ひげ図(ロウソク足チャート)」を選択するとグラフが表示されるので、大きさなどを調整して完成です。
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