
Canva(キャンバ)教育版を使うと何ができるのか、何が便利になるのかについて先生向けに説明しています。基本的な使い方(まずはココからという使い方)についても解説しているので、導入したけど何にどう使ったらいいかわからないという方も参考にしてみて下さい。
Canva(キャンバ)は、資料やポスターが作れるデザインツールです。
先生向けには「教育版」があり、無料で使用することができます(申請は必要)。
資料作りはPowerPointやWordでも行えますが、Canvaはテンプレートが充実していて、PowerPointやWordよりもカンタンに洗練されたデザインの資料がつくれるというのが一番の「売り」です。
特にCanva教育版には、数千種類の教育用テンプレートがあり、授業のスライドや校内掲示物、ポスターなどを簡単に作成できます。
また、教師と生徒または生徒同士で共同して資料をつくる仕組みがあり、協働学習も行いやすくなっています(このあたりもPowerPointやWordとは大きくちがいます)。
Canvaには無料版、有料版(Canva Pro)のほかに教育版の「Canva for Education」があります。
有料版はお金を払えば誰でも使えますが、教育版は学校関係者しか利用できません。
教育版を使用するには学校関係者であることを証明するための申請が必要です。
「教育版」の特徴は、Googleクラスルームのような「クラス」を作成できることです。
これによりグループ学習を行いやすくしています。
また、教育版は無料ですが、有料版(Canva Pro)でしか使えないテンプレートやイラスト、フォントなどの素材を無料で使用することができます。
Canvaはいろいろなことができるため最初にログインした後に「目移り」してしまいがちですが、学校で使用するなら、まずは次のことから行うことをおすすめします。
運動会、合唱コンクールなどの行事案内を作成するときにも便利です。
テンプレートに沿って作れるのでパワーポイントよりも効率的です。
オリジナルの写真も素材として追加することができます。
ホーム画面からテンプレートを検索するときは、フィルター(キーワードを入力するエリアの下にあります)をクリックして、「テーマ」の「教育」「学校」にチェックを入れると、学校で使うものが見つかりやすくなります。
「テンプレート」の検索がCanva活用のカギです。「通知表カバー」「自己紹介カード」「表彰状」など具体的なキーワードで検索してみて下さい。
教育版Canvaを利用するには申請が必要です。
学校単位だけでなく自治体単位(教育委員会)で申請を行うこともできます。
くわしくはCanva公式サイトでご確認ください。
個人的におためしで使ってみたいという場合は無料版を使用することができます。
ただし、無料版は一部のテンプレートや素材が使えないなどの制限があります。
また、教育版ではGoogleクラスルームのような「クラス」を作成することができますが、無料版には(有料版にも)この機能はありません。
申請が手間だなと感じるようであれば、まずは無料版で個人的に使ってみてください。無料版でも各種案内、おたよりの作成や掲示物づくりなど校務で活かせるものが充実しています。