
スプレッドシートを使って勤務時間の計算など入力された時刻から時間を計算する方法を紹介します。
こうしたことがスプレッドシートでは計算式と表示形式の変更で行えます。
引き算で時刻から時間を求めることができます。
【=B2-A2】のように計算式を入力することで、2つの時刻の時間が表示されます。
ただし、時刻が全角数字で入力されていると上記(右図)のようにエラーとなります。
使用しているフォントによっては、全角と半角の判別がつきにくいものもあるので気をつけて下さい。
休憩時間を除外する場合など、求めた時間から任意の時間を引くこともできます。
スプレッドシートでは数値の「1」を、時間では「1日」とみなします。「1」が1日なので、時間にするなら「1÷24時間」、分にするなら「1÷1440分(24×60)」です。
SUM関数を使えば、指定した範囲の時間の合計を算出することができます。
【=sum(範囲)】と計算式に入力
24時間超の時間が表示されないときは、メニューから「表示形式」→「数字」→「経過時間」を選択すると24時間超の時間が表示されます。
24時間超表示で「秒」の部分が不要の場合は、メニューから「表示形式」→「数字」→「カスタム数値形式」を選択して下記のように【[h]:mm】と入力してください。
これで24時間超の表示が可能になります。
スプレッドシート内部では時間は数値として扱われています。
1日を数値の「1」で表し、時間は小数点以下の数値で表しています。
例)「1.5」という数字は「1日と12時間」という意味になります。
日付を数値で表すことのメリットは計算できるようになることです。
任意の2つの日付を引き算すると、そのあいだの日数を計算することができます。
例)7月21日ー4月8日=104日
例)4月9日ー4月8日=1日
日付形式で入力されている値から時刻(時、分、秒)を取り出すには関数を使用します。
HOUR関数 | 「時」を取り出す | =HOUR(日付形式の値:セル) |
---|---|---|
MINUTE関数 | 「分」を取り出す | =MINUTE(日付形式の値:セル) |
SECOND関数 | 「秒」を取り出す | =SECOND(日付形式の値:セル) |
上記で説明したマラソン記録方法など学校で先生方がGoogleスプレッドシートを使う際に必要な機能に絞った解説書です。
明日から使えるように活用事例を豊富に掲載しています。