


ネットで「エクセル 時短」と検索して出てきた便利な関数。いざ学校のパソコンで試してみたら「#NAME?」というエラーが出て絶望した……そんな経験はありませんか?
実は、ネットにあふれるエクセルの便利ワザの多くは、最新バージョンが導入されている一般企業を前提としています。しかし、学校現場に必要なのは、最新の高度な機能ではありません。「今ある環境(古いエクセル)で、泥臭い校務をどう爆速にするか」です。
本記事では、古い環境(Excel 2019など)でも確実に動き、明日から現場ですぐに使える校務効率化のポイントと、そのノウハウをすべて網羅した新刊書籍についてご紹介します。
SNSやビジネス系サイトで頻繁に紹介される「FILTER関数」や「XLOOKUP関数」などの最新機能。確かに便利ですが、対応した最新バージョンでないと動作しません。
現実的に、すべての学校現場に最新のOffice環境が整備されているわけではなく、いざ使おうとしてもエラーになってしまうのがオチです。これでは業務の効率化どころか、時間の無駄になってしまいます。
一般的なエクセル解説書は「機能の使い方」を教えてくれますが、「それを学校でどう使うか」までは教えてくれません。
「エクセルの機能を知っていること」と「校務で使いこなせること」は全く別物です。
先生方が本当に知りたいのは「この機能を使えば、面倒なあの作業がどう楽になるのか?」という現場目線の活用法なのです。
最新機能に頼らなくても、今ある機能の「使い方」を変えるだけで、校務は劇的に楽になります。
例えば「写真入り名簿の作成」。画像がズレたり、ファイルが重くなりすぎたりして苦労していませんか?また、「教員別の時間割」から「クラス別の時間割」への変換など、手作業で行うとミスが起きやすい複雑な処理も、エクセルの基本機能を組み合わせるだけで正確に完了させることができます。
毎月の出納簿の集計や、複数人から集めたアンケート結果の統合。「ファイルを開いて、コピーして、貼り付けて…」という単純作業の繰り返しは、ピボットテーブルやパワークエリ機能を正しく設定するだけで全自動化できます。
そんな、地味だけれど頻繁に発生する「かゆいところに手が届く」テクニックも、知っているか知らないかで退勤時間に大きな差が出ます。
学校におけるエクセル作業で最も恐ろしいのは、成績処理などの重要業務での「事故」です。「計算式をうっかり消してしまった」「並べ替えをしたらデータがぐちゃぐちゃになった」というトラブルは、多くの場合「やってはいけない操作」をしてしまうことで発生します。
トラブルが発生してから原因を調べようとすると、膨大な時間がかかりますし、最悪の場合、間違いに気づかないまま処理が進んでしまうこともあります。よくあるトラブルの事例と、その「回避策」を事前に知っておくことは、自分自身と生徒を守るための重要なリスクヘッジです。
こうした「現場のリアルな悩み」を解決するために、前著『校務Excel』の応用編となる新刊『学校Excel』を発売いたしました!
本書は、徹底的に「現場での活かし方」にフォーカスし、Excel 2019で使える機能に絞って解説した、明日から使える実践書です。
| 「どう使うか」に特化 | 典型的な事例解説の後、「こんなことにも使える」という具体的な校務活用事例を提示。 |
|---|---|
| 完全現場主義 | 最新機能(FILTER関数など)はあえて除外。古い環境でも確実に動くテクニックを厳選。 |
| トラブル回避編を収録 | 成績処理の事故を防ぐための「やってはいけない事」とその対策を詳細に解説。 |
前著がエクセルの基本や基礎的な校務への導入だったのに対し、本書はより実践的で「かゆい所に手が届く」応用テクニックや、クエリ・ピボットなどのデータ処理を深く掘り下げています。
さらに、エクセル活用書の枠を超え、作業の超・効率化に繋がる「Windowsコマンドプロンプト」の活用一覧も付録として収録しました。大量のフォルダ作成やファイル一覧の取得など、システムエンジニアの手法を校務に応用できる秘密のテクニックです。

「エクセルが苦手」「パソコン作業に時間がかかってしまう」という悩みは、決して先生自身のスキル不足が原因ではありません。「学校現場での正しい活かし方」を知る機会がなかっただけです。
本書で紹介しているテクニックを活用し、エクセルを強力な「味方」につけることができれば、必ず業務は効率化し、心と時間にゆとりが生まれます。その生み出された時間で、子どもたちとじっくり向き合ったり、ご自身のプライベートな時間を充実させたりしてください。
現場で戦うすべての先生方の「明日からの退勤時間」を早めるための一冊です。ぜひ、手に取ってみてください!