


「生成AIがすごいのは分かっているけれど、何から始めればいいか分からない」
「子どもたちに使わせる前に、まずは自分で試してみたい」
「……そもそも、日々の業務が忙しすぎて新しいことを学ぶ時間がない!」
そんな風に、日々の業務に追われながらも「教室をより良くしたい」と願う全国の先生方へ。
これまでのエクセルやGoogle Workspaceを使った業務改善からさらに一歩踏み込み、あなたの「想像力」をブーストする最強のパートナーとなる一冊、『先生のための生成AI「超」活用法』がKindleで発売となりました。
今回は本書の内容から学校現場のカオスな事務作業を一掃するAI活用術の一部を公開します。
「ICT化」や「システム導入」が進む一方で、かえって確認作業や入力の手間が増え、疲弊している現場は少なくありません。
複雑な校務分掌、毎年のように変わるマニュアル、終わりの見えない書類作成……。
しかし、情報処理の視点から見れば、属人的でカオスになりがちな学校の事務作業こそ、適切なツールを使うことで劇的に「システム化」できる領域です。
「AIに仕事を奪われる」と不安に思う必要はありません。私たちが目指すのは、「AIに煩雑な事務作業を任せ、先生は本来のクリエイティブな仕事(生徒と向き合うこと)に専念する」という新しい教育現場のスタンダードです。
本書の第3章で詳しく解説しているのが、Googleが提供する生成AI「NotebookLM」です。これは単なるチャットAIではなく、あなたが読み込ませた資料を完璧に記憶し、必要な情報を瞬時に引き出してくれる「超優秀な秘書」として機能します。
年度末や年度初め、膨大な手順書や引き継ぎ資料を前に途方に暮れた経験はありませんか?
NotebookLMに関連する規定や過去の書類を読み込ませておけば、「他県からの転入生が来た場合、どの書類をいつまでに提出してもらう必要がある?」と質問するだけで、必要なタスクと手順を数秒でリストアップしてくれます。
「全国学力・学習状況調査」などの分厚い実施マニュアル。
一言一句読み込む時間はなくても、ミスは許されません。
PDFをそのままNotebookLMに読み込ませ、「当日のタイムスケジュールを表形式でまとめて」「教員が事前に準備すべき持ち物を箇条書きにして」と指示するだけで、自分だけの完璧な要約マニュアルが完成します。
体育祭や文化祭の後に集まる、膨大な「アンケート結果」や「反省シート」。
これらすべてをNotebookLMに投入し、「来年度の運営に向けた改善提案を3つ挙げて」と頼むだけで、データに基づいた的確なPDCAサイクルを回すことができます。もう、過去の反省がキャビネットの奥で眠ることはありません。
NotebookLMなどのツールで事務作業を効率化できたら、そこで生まれた「余白」の時間は、子どもたちのために使いましょう。本書の第1章・第2章では、教室に笑顔をもたらすクリエイティブなAI活用法をたっぷり紹介しています。
画像生成AIを使って、クラスの目標を象徴するオリジナル「エンブレム」や、親しみやすい「マスコット」を作成してみましょう。生徒たちのアイデアをAIがその場でビジュアル化していく過程は、クラスのアイデンティティと誇りを育む最高のエンターテインメントになります。
音楽生成AI(Suno AIなど)を使って、生徒たちの思いやクラスのスローガンを詰め込んだ「オリジナルソング」を作ったり、動画編集AIで学芸会を盛り上げる「プロ風ナレーション」を作成したり。
AIというパートナーがいれば、先生のちょっとしたアイデアが、子どもたちの心に一生残る伝説のイベントへと変わります。
「すごいのは分かったけれど、自分に使いこなせるだろうか?」と不安な方もご安心ください。
本書の第4章では、文書生成AI(ChatGPT、Geminiなど)の基本から、画像生成、動画編集まで、【難易度:★☆☆】〜【難易度:★★★】のステップ別に、今すぐ始められるチェックリストをご用意しました。
先生がAIを使う上での「倫理とマナー」についてもQ&A形式でしっかり解説しています。
児童・生徒にAIの使い方を教える前に、まずは先生ご自身が「AIってこんなに便利で、こんなに面白いんだ!」と実感することが何よりも大切です。
忙しい毎日に「余白」を生み出し、ワクワクする教室をデザインする第一歩を、ぜひ本書と一緒に踏み出してみませんか?