【教員向け】Gemini Notebook授業スライド編集方法!思い通りに直すコツ

【教員向け】Gemini Notebook授業スライド編集方法!思い通りに直すコツ

明日の授業で使うスライドをゼロから作っていて、気づけば夜遅くになっていた……という経験はありませんか?

 

学校のDX推進において、最も劇的な時短効果を生むのが「授業スライド作成の自動化」です。Gemini Notebook(旧NotebookLM)の「スライド資料」機能を活用すれば、既存の指導案から一瞬でスライドの骨組みを作成できます。

 

この記事では、基本の作成手順から、AIを使って画面上で直接手直しする「改訂(編集)」の実践的なテクニックまでを徹底解説します。

 

このページの目次

 

【基本編】Gemini Notebookで授業スライドを作成する3ステップ

まずは、手持ちの資料からスライドのたたき台を作る基本の流れを押さえましょう。

 

STEP1:学習指導案や教科書のテキストを「ソース」として読み込む

AIにハルシネーション(嘘の情報)を生成させないための最も重要なステップです。

 

Gemini Notebookを開き、本時の内容が書かれた「学習指導案(WordやPDF)」や「教科書の該当単元のテキスト」をソースとしてアップロードします。

 

AIはこの資料のみを根拠にスライドを作ります。

 

STEP2:「Studio」の「スライド資料」から対象学年や目的を指示する

ソースを読み込ませたら、画面上の「Studio」パネルを開き、「スライド資料」を選択します。

 

すぐに生成を開始するのではなく、鉛筆アイコン(カスタマイズ設定)を開いて、「誰に向けて」「どんな目的で」作るのかを明確に指示することが、一発で精度の高いスライドを作るコツです。

 

そのまま使える!授業スライド生成用のプロンプト(指示)テンプレート

カスタマイズ画面に入力するプロンプトは、以下のテンプレートをコピーしてご活用ください。

読み込んだ指導案を基に、小学5年生向けの「導入用スライド」を4枚で作成してください。
以下の構成を必ず守ってください。
・1枚目:本時の「めあて」を1文で
・2枚目:児童が興味を持つクイズ
・3枚目:本時の活動の流れ(箇条書き)
・4枚目:まとめ
むずかしい専門用語は避け、親しみやすい言葉遣いにしてください。

 

【実践編】作成したスライドをGemini Notebook上で編集・修正する方法

一発で完璧なスライドができることは稀です。ここからがAI活用の腕の見せどころ。
画面上でテキストを思い通りに直していく「編集テクニック」を解説します。

 

「改訂機能」を使ってスライド1枚ごとにAIへ修正指示を出す

「全体的な流れは良いけれど、3枚目の文字が多すぎる」といった場合、画面上部の「改訂アイコン(ペンのマーク)」を活用します。

 


修正したいスライドを表示した状態でこのアイコンをクリックすると、その1枚に対してだけ追加のプロンプト(修正指示)を出すことができます。

 

「文章を減らす」「子ども向けにする」思い通りに直すプロンプトのコツ

改訂機能では、AIに意図が伝わりやすい端的な指示出しが有効です。

情報量を調整したい時 「テキストが長すぎるので、重要なキーワードを3つの箇条書きにまとめて」
表現を変えたい時 「『…である』という表現を、『…ですね』と児童に語りかけるトーンに変更して」
タイトルを直したい時 「スライドのタイトルを『今日のミッション』に変更して」

 

スライド全体を作り直したい場合(再生成)との使い分け

「対象学年を間違えた」「構成が根本から違う」という場合は、スライド全体の再生成(やり直し)が必要です。

 

しかし、「ここだけ直したい」という場合は、システム構築時のデバッグ作業のように、エラー箇所(直したいスライド)だけを特定して「改訂機能」で部分修正する方が圧倒的に早く仕上がります。

 

【補足】ダウンロードしたスライドを外部ツールで調整・編集する

Gemini Notebookで作成したスライド構成を、さらに見やすく仕上げるための外部ツール連携と注意点について解説します。

 

PPTX・PDFダウンロード時の注意点(文字の直接編集は不可)

作成したスライドは、画面右上のメニューから「PowerPoint(.pptx)形式」および「PDF形式」の2種類でパソコンにダウンロードすることが可能です。

 

ただし、ここで一つ重要な注意点があります。現在の仕様では、どちらの形式を選択して書き出しても、スライド全体がペタッとした「1枚の画像」として出力されてしまいます。そのため、ダウンロードしたファイルをGoogleスライドやPowerPointで開いても、テキストボックスとして文字だけを選択し、直接編集(文字の打ち替えやフォント変更)することはできません。

 

Canvaのマジックレイヤー等で画像内の文字を編集する裏技

「画像化されてしまったスライドの文字を、どうしても少しだけ直したい」という場合は、教育現場でも導入が進んでいるデザインツール「Canva(キャンバ)」などの外部ツールを活用するのがおすすめです。

 

Canvaにダウンロードしたスライド画像を取り込み、「マジックレイヤー」を使うことで、画像の中にある文字をAIが認識・分離し、再編集できるテキストとして操作することが可能になります。文字の微調整やデザインの最終仕上げを行いたい場合は、こうした外部ツールの便利な機能も併用してみてください。

 

【教科別】子どもたちの心を掴む!授業スライドのプロンプト事例

教科の特性に合わせてカスタマイズ(指示)を変えることで、より実用的なスライドが生成できます。

 

事例1:【算数・数学】身近なテーマで「なぜ?」を引き出す課題提示

プロンプト例

読み込んだ問題について、ただ計算式を提示するのではなく、「クラスでの買い物」や「身近なゲーム」に例えて、児童が「どうしてそうなるの?」と疑問を持つような導入スライドを3枚で作成して。

 

事例2:【国語・英語】長文読解の前に時代背景や前提知識を共有する

プロンプト例

読み込んだ物語の本文に入る前に、中学生向けに「この物語の舞台となる時代背景」と「知っておくべき重要単語3つ」を視覚的に整理した事前知識スライドを作成して。

 

事例3:【総合的な学習の時間】本時のゴールとグループワークの手順を視覚化

プロンプト例

今日の探究学習のゴールと、グループで話し合う「3つのステップ」を、それぞれ短い文で箇条書きにした手順説明用スライドを作成して。

 

まとめ:AIの「改訂」を使いこなして、授業スライド作成を劇的に時短しよう

Gemini Notebookの「スライド資料」機能は、ただ作らせるだけでなく、「改訂機能を使ってピンポイントで直す」ことで真価を発揮します。

  1. ソース(指導案)を読み込ませる
  2. プロンプトで対象と目的を明確にして生成する
  3. 改訂機能で気になるスライドだけを部分修正する
  4. 外部ツール(CanvaやGoogleスライド)でデザインを整える

この一連のフローをマスターして、ゼロからスライドとにらめっこする時間を削減し、子どもたちと向き合う時間を少しでも増やしていきましょう。

 

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