


「文字ばかりのプリントだと、生徒の集中力が続かない……」
「複雑な歴史の流れや理科の実験手順を、もっと視覚的にわかりやすく伝えたい」
そう思いつつも、イチから図解やフローチャートを作るのは時間がかかり、日々の業務に追われる先生方にとっては大きな負担ですよね。
そんな教材作成の悩みを一気に解決してくれるのが、Gemini Notebook(旧NotebookLM)の「インフォグラフィック」機能です。
この記事では、文字の資料を一瞬でわかりやすい図解プリントに変換するインフォグラフィック機能の使い方から、学校現場での実践的な活用事例、そして生成された画像内の文字を編集する裏技まで、教員の業務効率化に役立つノウハウを徹底解説します。
Gemini Notebookのインフォグラフィック機能は、アップロードしたテキストやPDF資料から「重要なキーワード」「手順」「比較データ」などをAIが読み解き、視覚的にわかりやすい図解を作成してくれる機能です。
この機能の最大の魅力は、資料を読み込ませてボタンを押すだけで、1枚の完成された「画像」としてインフォグラフィックが直接生成される点です。
AIが内容を分析し、それに合ったイラストやレイアウト、配色までを自動で構成してくれるため、先生が外部のデザインツールを立ち上げてゼロから素材を配置していくような手間は一切かかりません。
「どこを強調して図解すべきか」「どうレイアウトすれば見やすいか」とウンウン悩む時間を、すべてAIが肩代わりしてくれます。
デザインスキルやITの専門知識がなくても、直感的でプロ顔負けの視覚教材が数分で完成するため、先生方は「どう教えるか」という本質的な授業準備に時間を注ぐことができます。
操作は非常にシンプルです。以下の3つのステップで、高品質な図解画像が完成します。
まずは、ベースとなる資料をGemini Notebookに追加します。画面左側のソースパネルから、授業で使うプリントのPDFデータや、教科書・マニュアルのテキストデータなどをアップロードします。
資料の読み込みが完了したら、画面右側の「Studio」パネルを開き、「インフォグラフィック」を選択します。
表示された設定画面で、デザインのテイストを決める「ビジュアル スタイル」を選択できます。「かわいい」「クレイ」など、用途や対象学年にあわせてお好みのデザインを選んでください。
同じく設定画面で、出力する画像の向きを指定します。
設定が完了したら生成ボタンを押すだけで、資料の内容を見事にまとめた画像が出力されます。
Gemini Notebookには、10種類の多彩なデザインスタイルが用意されています。
ここでは、中学校現場で特に使いやすい3つのスタイルと活用事例をご紹介します。
| 特徴 | 柔らかい色合いや親しみやすいキャラクター、ポップなイラストが特徴です。 |
|---|---|
| 活用事例 | 光合成の仕組みや、歴史の複雑な出来事のまとめプリントに最適です。文字ばかりの教科書に抵抗感がある生徒でも、Kawaiiスタイルの図解なら心理的ハードルが下がり、楽しく学習に取り組むことができます。 |

| 特徴 | クリーンで説得力があり、論理的なフローチャートや比較表など、スッキリとした情報整理に向いています。 |
|---|---|
| 活用事例 | 保護者向けの進路説明会資料や、学校の教育方針・新しいルールの説明スライドに活用できます。パッと見て要点が伝わるため、保護者からの信頼感を得やすい資料をスピーディーに準備できます。 |

| 特徴 | 手書き風のラフなデザインで、思考のプロセスやアイデアの繋がりを表現するのに適しています。 |
|---|---|
| 活用事例 | 生徒が探究学習で調べた情報を構造化してまとめる場面で活躍します。「まだ完成ではなく、ここからさらに深掘りしていく」というブレインストーミングの過程を示すのにぴったりです。 |
インフォグラフィック機能を使う上で、多くの先生が直面する壁とその解決策を解説します。
出力されるインフォグラフィックは「静的な画像(PNG等)」であるため、Gemini Notebookの画面上で文字をクリックして直接修正することはできません。
「ここの単語だけ変えたい」「タイトルを少し直したい」という場合は、以下の3つの解決策のいずれかを用います。
最も手軽なのは、AIに指示を出して画像を再生成させる方法です。
プロンプト入力欄に「タイトルを『中2理科まとめ』に変更して」「説明文の『〇〇』という単語を『△△』に直して」と具体的に指示を出し、生成ボタンを押します。

画像内の「なら時代」を「奈良時代」にする。

文字だけ修正したい場合は、「Gemini Notebook」ではなく、通常の「Gemini」を活用します。



「Canva」のような画像を編集できるツールがあれば、それを活用します。インフォグラフィックで作成された画像は右上の三点リーダーからダウンロードできるので、この画像を他のツールに取り込んで編集します。

非常に便利な機能ですが、学校という環境ならではのセキュリティ・運用上のルールを守ることが重要です。
学校の基本方針や一般的なマニュアルの「雛形」を読み込ませることは問題ありませんが、実際の生徒の氏名、成績、配慮を要する健康情報などが記載された実データは絶対にアップロードしないでください。 情報漏洩リスクを防ぐため、必ず事前に匿名化(マスキング)を行った資料を使用してください。
AIによる画像生成では、稀に事実と異なる情報(ハルシネーション)が含まれたり、日本語の漢字が不自然に崩れたりする(誤字)ことがあります。
生成された画像はそのまま生徒に配るのではなく、必ず事前に教員の目で「文字が正しく読めるか」「内容に誤りがないか」を最終確認(ファクトチェック)するフローを徹底してください。
A. 通常のA4プリントとしての印刷や、教室のプロジェクター・電子黒板への投影であれば、十分にきれいな画質(解像度)で出力されますのでご安心ください。
A. はい、可能です。読み込ませる資料が日本語であっても、インフォグラフィックの設定画面で言語を「English」にすれば、英語のみの図解画像が生成されます。


A. そのまま切り抜いて組み込むことはできません。AIは元の資料を読み解き、イチから新しいイラストとして再構成・再描画します。
授業風景や理科の実験器具など、オリジナルの写真をどうしても使いたい場合は、生成された画像をCanva等に取り込み、後から手動で写真を合成してください。
Gemini Notebookの「インフォグラフィック」機能を使えば、これまで何時間もかかっていた図解プリントの作成が、わずか数分で完結します。
AIの力を借りて教材作成の負担を大きく引き算し、生徒たちの理解が深まる「伝わる視覚教材」をどんどん活用していきましょう!

教育現場のAI活用は、次のステージへ。
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