学校DXと働き方改革を成功に導く!管理職に求められる「引き算」のマネジメント

学校DXと働き方改革を成功に導く!管理職に求められる「引き算」のマネジメント

 

GIGAスクール構想や校務支援システムの導入が進んだのに、現場の残業が全く減らない

 

働き方改革を進めたいが、どこから手をつけていいのかわからない

 

学校のリーダーとして、このような悩みを抱えていませんか?または、現場の教員として「うちの管理職にどう動いてもらえれば、この状況が変わるのか」と打開策を探している方も多いはずです。

 

この記事では、今の教育現場が直面している「DXのワナ」を紐解き、学校DX働き方改革を成功させるために不可欠な「引き算」のマネジメントについて解説します。

 

 

学校管理職に求められる「新しいマネジメント」とは?

時代が変わり、教育現場に求められる役割も複雑化する中、学校の管理職(校長・教頭)にはこれまでとは異なる「新しいマネジメント」の視点が求められています。

 

ICT化・DXで逆に「仕事」と「疲弊」が増えている教育現場

一人一台端末やクラウドサービスの導入など、学校のICT化は急速に進みました。本来であれば、これによって教員の業務は大幅に効率化されるはずです。しかし現実は、「デジタルとアナログの二重管理」が発生し、逆に仕事が増えている学校が少なくありません。

 

システムでデータを共有しているのに、万が一に備えて紙でも印刷してファイリングする。
このような「足し算」のICT化が、現場の疲弊を加速させています。

 

現場教員の努力(ボトムアップ)による働き方改革の限界

もちろん、現場の先生方もただ黙っているわけではありません。ショートカットキーを覚えたり、エクセルを活用したりと、個人レベルでの業務効率化(ボトムアップ)に日々努めています。

 

しかし、個人のスキルアップだけで削れる時間には限界があります。学校全体の仕組みやルールが変わらなければ、根本的な働き方改革には繋がりません。

 

学校を変える最強のマネジメントは「引き算」

ボトムアップでの改善が限界を迎えている今、学校組織を変えるために最も効果的で、かつ管理職にしかできないマネジメントがあります。それが「引き算(やめる決断)」です。

 

なぜ現場の教員は「この業務をやめましょう」と言えない?

「無駄な仕事なら、現場で話し合ってやめればいい」というのは理想論です。教員は非常に真面目で責任感が強いため、「前例踏襲」を崩すことや「もし保護者からクレームが来たら…」というリスクを極度に恐れます。

 

そのため、一人の担当教員から「この行事は非効率だから今年からやめましょう」と声を上げることはほぼ不可能なのです。

 

トップダウンでしか実行できない「業務の断捨離」の重要性

だからこそ、責任を一身に背負い、「これはもうやめよう」と宣言できる管理職のトップダウンによる決断が不可欠になります。

 

新しいシステムや取り組みを「足す」ことよりも、時代に合わなくなった慣習や業務を「引く(断捨離する)」こと。これこそが、現代の学校管理職に求められる最も強力なリーダーシップであり、マネジメントの本質です。

 

明日から実践!管理職「引き算」マネジメント3つの具体策

では、具体的に何をどう「引き算」すればよいのでしょうか。
明日から実践できる3つのマネジメント手法をご紹介します。

 

決断1:誰も直せないエクセル「ゾンビシステム」の排除

パソコンが得意な特定の教員が構築した、複雑なエクセルマクロ。便利に見えますが、その教員が異動した途端に誰も直せなくなり、エラーに怯えながら使い続ける「ゾンビシステム」と化しているケースが多発しています。

 

管理職は、こうした一部の「魔法使い」への過度な属人化を引き算し、誰でも扱えるシンプルな運用へと舵を切る決断が必要です。

 

決断2:「前は出来たのに…」を逆手にとる業務削減

新しい校務支援システムなどに移行した際、現場からは「前のシステムで出せていた帳票が出せない」といった不満が必ず出ます。実はこれこそが、業務を引き算する最大のチャンスです。

 

「システムが変わって対応できなくなったので、この業務(帳票)自体を廃止します」と宣言してしまいましょう。システムの仕様変更を大義名分にすることで、長年の無駄をスムーズに断ち切ることができます。

 

決断3:シャドーITを防ぎ「標準機能」へ統一するルール作り

教員が良かれと思って個人の判断で無料アプリやクラウドサービスを業務に持ち込む「シャドーIT」は、セキュリティリスクを高めるだけでなく、情報共有の分断を招きます。

 

「思いつきで新しいツールを足さない」「自治体が指定したツールの標準機能だけで業務を回す」という明確なルールを引き算の視点で徹底することが、結果的に組織全体の効率化と安全を守ります。

 

働き方改革を加速させる!管理職のためのマネジメント実践本【新刊紹介】

こうした「現場の泥臭い課題」を解決するための具体的なマネジメント手法を、一冊の本に凝縮しました。新刊『「引き算」の学校DX 〜働き方改革を実現する管理職のマネジメント〜』のご案内です。

 

元ITプロマネ×現役ICT支援員が語る現場のリアル

著者はIT業界でプロジェクトマネージャとしてシステム開発と組織効率化の最前線に立ち、現在はICT支援員として全国の学校現場を駆け回っています。

 

IT業界のシビアなマネジメント論と、理屈だけでは動かない教育現場のリアル。この2つを掛け合わせた、絶対に綺麗事では終わらせない「実践的な指南書」です。

 

管理職同士や職員室での回し読みに!「ペーパーバック版」も

「校長室に置いておきたい」「管理職同士、または情報主任の先生と回し読みして意識を共有したい」という現場からのご要望にお応えし、電子書籍(Kindle版)に加えて、読みやすいA5判の「ペーパーバック版(紙の本)」もご用意しました。学校の公費・図書費でのご購入にも最適です。

 

まとめ:管理職の「引き算」マネジメントが学校と教員の笑顔を救う

どれほど高額で最新のシステムを導入しても、不要な業務を削ぎ落とす「引き算」の土台がなければ、現場の疲弊は深まるばかりです。

 

先生たちを「やらなくてもいい仕事」から解放し、子どもたちと向き合う本来の時間を確保すること。
そのために必要なのは、最新のITスキルではなく、管理職の「やめる決断」です。ぜひ、本書をあなたの学校の「働き方改革」と「新しいマネジメント」のバイブルとしてお役立てください。

 

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